RUNTEQでLT会を共催して司会をやったときに気をつけてたこと
January 11, 2021
こんにちは。たわらです。
RUNTEQ というプログラミングスクールの話です。
深夜の Discord で、ある卒業生と「業務駆け出しエンジニアの気づき、で LT 会しようか」みたいな話になりました。4人くらいの発表者に聴講する人が10人くらいかなーと思って RUNTEQ で募集すると、、、
発表者9人、聴講者35人くらいになりました。
授業の空き時間にヒソヒソ話すつもりだったのが、体育館で発表する、みたいになってしまいました。あわあわ。
で、司会をしました。「わりとよかったよ」と言われたので、気をつけてたことをメモにして残しておきます。
(終わったあとに言語化してるので、思い出補正がかかってます。割り引いて参考にしてください)
1 主催っぽい立場なので、やりにくい順番を自ら選ぶ
企画立案に関わってるので、あんまりみんながやりたがらない順番に発表しようと思いました。自分はトップバッター、もうひとりの RUNTEQ 生にはトリをお願いしました。結局トリは飛び入り参加のひさじゅさんになりましたけど、、、
2 タイムキープはわりとしっかりやる
だらだら発表すると、終わりのない校長先生の話みたいな感じが出て、よくないと思ったので、ベルが鳴るアプリを用意しといて、発表前に全員に説明しました。何分何秒になったら1回、何分何秒になったら2回、というふうにデモしました。
使ったのはコレ。時間指定できるので便利でした。
3 うなずく
発表者がいちばん嫌うのは聞き手の反応がわからない状態なので、、、
オンラインコミュニケーションでいつも心がけていることですが、発表者に認知されるかどうかはわからないですが、めちゃくちゃうなずくようにしています。軽い腹筋くらい動かします。「聞いてますよ」と相手に視覚的に伝えるためです。自分はされるとめちゃうれしいです。
「わかったら。うなずくように。オレがわかんないじゃん」と中学校の変な塾講師に言われたのを思い出します。
4 画面共有の準備が整うあいだは司会が場をつなぐ
はじめて画面共有するときに、勝手がわからないときがあります。自分がなってみればわかりますが、あの時間ってすごいストレスになります。自分の不手際を大人数に見られてるような気分になってしまいます。
なので、画面共有に多少手こずっても発表者のストレスにならないようにしたいです。聞き手の意識を少しでも発表者から話す努力をします。「ゆっくりやってください」とかは逆効果な気がしてます。発表者に意識が向いてしまうので。
なので、その前の発表の話をはさんだりします。「あれ、すごかったすねー」と。
で、画面共有の状況を率先して伝えてあげます。「いま全部のスライド見えてます。あ、1枚のスライドしか見えてないので大丈夫ですね」みたいな感じです。発表者が「いま映ってます?」と質問する不安と時間を省けます。
5 定形表現を使う
声を出して発表するタイミングがわからないと、発表者にはストレスです。なので、タイミングが明確になるようにしました。(これは途中から気づいた)
具体的には、 「発表者の準備ができたら合図してください! (合図をもらう)ではお願いします!」 と定形表現を使いました。
こうすると、聞き手も発表者も、開始のタイミングがつかめてよいかなーと思います。
6 発表者が終了したら速攻で聞き手の反応を伝える
発表者がいちばん嫌うのは聞き手の反応がわからない状態なので、、、
質疑応答に入る前に、なるべく聞き手の反応をフィードバックするようにしました。司会する自分個人の感想ではなくて、聞き手の反応です。発表者が知りたいのは司会の反応ではなくて、聞き手の反応だと思うからです。
チャットのコメントで反応が箇所を伝えるとよいと思います。「〇〇って、みんな言ってますね。〇〇って言う人もいます」みたいな。
みんな反応してますよ、ということを伝えるのですね。
7 コメントを拾う
ただコメントを拾うのではなく、コメントに反応してから、発表者に渡すのがよいかもしれません。
コメント「〇〇の箇所って △△ ですか?」
司会ボク「(コメント読み上げ)あー、〇〇ってたしかに気になりますね。どうですか?」
みたいな。コメントする人も、コメントするのにちょっと勇気がいるので、内容に反応がないと、またコメントしようとする気が減ってしまいますよね。たぶん。自分ができたかどうかはわからないですが、、、
8 質問を考えておくこと
聞き手の反応がないことはめちゃくちゃつらいです。なので、司会者でいくつか質問を考えておきます。学会の発表などではよく見る光景でした。私の場合は、ですが。
なので、もし聞き手に質問がない場合は、用意した質問をします。じっくり聞いとかないといけません。当たり前!
また、難しい内容だったら、聞き手が理解しにくいだろうところを、「もういちど教えてもらってもいいですか」などと聞くのもアリです。これは使えます!
司会が質問すると、「オイラも質問しよっかな」と思ってくれる聞き手があらわれる可能性があります。
また発表をお願いしている人の場合、その人の発表の良さを最大限に引き出す質問をしましょう。
9 褒める
よかったところが必ずあります。何が新しい知識として発見だったかを発表者に伝える。 「〇〇は知らなかったです。なるほどそうなんですね」 「〇〇のたとえはめっちゃわかりやすかったです」 みたいな感じです。
10 他己紹介 or 今後話しかけやすいポイントを勝手に作る
発表に関連しているものがよいかもですが、その人固有の興味や仕事内容や技術をなるべく聞き手に伝えるようにしました。たぶん。
この人ってこんな人なんですよー、とワザトラシク正面から紹介はしませんが、、、
「普段〇〇の話をしてますよね」 「〇〇の技術はめっちゃ詳しい人ですよね」 「ハッシュログを作った遠藤さんですー」
などなどです。もちろん本人が嫌がらないことを選択します。うまい例が挙げられませんが、、、
理想としては、自分がいない場で、発表者と聞き手のひとりが会話するときに、聞き手の頭のなかで「そういえばあの発表会で、この人〇〇に興味があるって言ってたっけ、、、」となるようにしたいです。
こちらの動画は必見です!
「自分のコメントがテロップにならなくてもカットされても、そのコメントで自分以外のふたりで笑いが生まれたなら良しとしないと」みたいなコメントがあります。
[https://www.youtube.com/watch?v=Eyk8Rx4M_dw:embed:cite]
受け答えは、若林に勉強すればよいと思います!ほんとに!しびれる!
11 お酒を引っ掛けておく
ほろ酔いになっておくといいかもしれません。ビールを一本飲みながら司会しました!
あんまり褒められるようだったら、エンジニア LT 会専門の司会フリーランスになります。
(了)